紙という素材、そこから生まれる二つの世界
－　「given」と「relations」

 

cafe 104.5では、smbetsmb（エスエムビー・アンド・エスエムビー）による個展「relations」を開催いたします。

 

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9/3(木)はsmbetsmbの展示開催を記念して、新保慶太（しんぼ・けいた）さんと新保美沙子（しんぼ・みさこ）さんを迎え、DJ TOJOさんの音楽とともにレセプション・パーティーを行います。レセプションのゲストの方は受付でお名前をお伝えください。

 

通常の営業も行っております。smbetsmbの作品、DJ TOJOさんの音楽と、ゆったりとしたひとときをご堪能ください。

 

9月3日（木）
smbetsmb”relations”
Opening reception party

 

DJ：TOJO(afrontier)
［DJ time］7:00pm～9:00pm

［料金］入場無料
ご予約はお電話にて承ります。03-3251-1045

 

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アートディレクター／グラフィックデザイナーの新保慶太（しんぼ・けいた）と新保美沙子（しんぼ・みさこ）のユニットであるsmbetsmbはデザインとアートの領域を横断する活動を行っており、何気ない事物からのユニークで繊細な着想を精緻な技術でシンプルながらも確かな存在感を放つ作品へと仕上げる彼らの個性はクライアント・ワークと自身のアートプロジェクトの双方において存分に発揮されています。

 

今回の「relations」展では紙という素材に対して異なるアプローチを行った二つの印刷作品「given」と「relations」を展示いたします。

 

2014年に制作された「given」は、一定の規則性に従って折り曲げられた白いトレーシングペーパーの輪郭が生み出すコンポジションと、その重なり合いから生まれる微かなテクスチャの濃淡を、黒い平面の中へと閉じ込めたモノクロームの印刷作品です。

 

そして、今回のために制作された新作「relations」は、同様の手法によるプリント作品でありつつ、カラーのトレーシングペーパーをより即興的に折り曲げることで生まれる形と色彩を白い平面に浮かべています。

 

モノクロームとカラーという違いのみならず、意図的に制限された機械的ともいえる操作による必然性と遊戯的な創意が介在することによる偶然性、素材そのものが贈り物のように与える魅力とそれに寄り添いながら新たに生まれるものなど、「given」と「relations」はそれぞれの様々な表情を通して紙という素材と印刷という技法がもたらす豊かな世界の可能性を描き出します。

 

smbetsmb（エスエムビー・アンド・エスエムビー）
アートディレクター／グラフィックデザイナーの新保慶太（しんぼ・けいた）と新保美沙子（しんぼ・みさこ）のユニットとして2011年から活動開始。VI、CI、書籍装幀などのデザインを行う。2012年、 SANAAの妹島和代設計によるSHIBAURA HOUSEのVIでNY ADC賞ブロンズ受賞。2015年、東京都庭園美術館のリニューアル・キャンペーンのデザインでJAGDA賞・亀倉雄策賞ノミネート、JAGDA新人賞最終ノミネート、TDC賞ノミネート。女子美術大学にてタイポグラフィの講義を担当。これまでの個展は「into the woods」(2013、森岡書店)、「given」（2014、森岡書店）。2015年10月27日（火）から11月1日（日）まで銀座・森岡書店にて個展開催予定。

http://www.smbetsmb.com/
 

※展示期間中、貸切などで一部ご入場いただけない日がございます。詳細なスケジュールはこちらのページからご確認ください。