ナガタニサキ「ダンス・ダンス・ダンス」

[EXHIBITION]

2019.1.16 wed. - 3.15 fri.

一品展:ナガタニサキ「ダンス・ダンス・ダンス」

 

一品展では、今まさに活躍しているアーティストの作品をひとつだけ選び、実物の展示を通じてその魅力をご紹介します。

 

ナガタニサキは、ファッション関係や出版物のイラストレーションから現代アートまで幅広く活躍している女性アーティスト。女性や植物などのモチーフをアクリルや水彩画材を用いて独特の淡い色彩とシンプルなかたちで描きます。 展示する作品は、2015年に制作された三枚組の作品「ダンス・ダンス・ダンス」からの一枚です。

 

軽やかに躍動するそのイメージは、柚木沙弥郎や芹沢銈介などの日本の民藝作家の染色や、ミッドセンチュリーモダンの有機的な幾何学デザイン、フランスの画家アンリ・マチスの切り絵、あるいはアメリカの画家エルスワース・ケリーの抽象的な色彩作品などを彷彿とさせます。同時に、ナガタニの描くどこか憂いを帯びた人物の表情や仕草、そして、静と動をひとつのイメージの中に捉える鮮やかな「間」の感覚に支えられた平面には、日本の伝統と現代が交差するユニークな感性と他にはない魅力が溢れています。

 

レジ横の柱での作品展示に併せて展示作品のオリジナルポストカードを配布していますので、お帰りの際にはぜひご覧ください。

 

ナガタニサキ

広島生まれ、東京在住。

武蔵野美術大学油絵学科卒業

主に簡略化された女の子たちやボタニカルなモチーフを描く。

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